服装チェック

ここでは野外観察に適した服装を紹介します.

野外観察のための服装

上半身

野外観察では、植物(とくに木・ススキなど)やとがった岩石などで知らない間に傷をつくる可能性があります。また、岩石をハンマーなどでたたいた際に,その破片が飛び散ることなどもあります。というわけで、基本的にやや厚めの長袖を着るようにします。夏は暑いためどうしても長袖を着ることが難しいですが、整備された道を外れて観察をするときは、薄い長袖を一枚着るようにすると良いでしょう。
少し慣れてきて本格的に調査・観察を行う場合には、ポケットが多くついたベストを着ると、フィールドノートやペンなどを身につけておくことができて便利です。

下半身

下半身についても、上半身と同様に身を守ることを最優先に考えます。こちらもやや厚めの長ズボンがよいでしょう。あまり厚いズボンをはくと動きにくいこともありますので、観察に行く場所に合わせましょう.とくに、川など水の中に入る場合は、夏場は乾きやすい生地のものを、春や秋にはカッパのズボンなどを重ねてはいて、体温をできるだけ奪われないようにする工夫も必要です。

靴については、できるだけはき慣れた運動靴や軽登山靴が良いでしょう。浅い水の中に入る必要があるときには、長靴をはいても良いでしょう。ただし、泥岩などの上では滑りやすいので注意しましょう。滑りやすい場所や岩場を歩くときには、専門家は地下足袋やスパイク付きの靴をはくことがあります。